「業界TOP3の企業を紹介」シリーズでは、業界・業種別にTOP3の企業を紹介します。
第1回目は、日本の基幹産業であるメーカーです!
※TOP3の算出方法は、2018年の売上高(部門売上高)を比較して独自の基準で順位をつけています。
目次
食品・農林・水産
「食」にまつわる業界のTOP3です。
食品
1位:サントリー ホールディングス(売上高2兆5,172億円)
2位:アサヒグループホールディングス(売上高2兆1,202億円)
3位:キリンホールディングス(売上高1兆9,305億円)
→TOP3の3社は、加工食品1位の明治ホールディングス(売上高1兆2,543億円)を大きく抑えて、ビールメーカー3社です。
農林
1位:JT(日本たばこ産業)(売上高2兆2,159億円)
2位:JA全農(売上高5,845億円)
3位:新明ホールディングス(売上高2,641億円)
→1位・2位の2社は、成り立ちから公的な意味合いが強く市場を独占しており、3位はコメ卸最大手の企業です。
水産
1位:マルハニチロ(売上高9,244億円)
2位:日本水産(売上高7,121億円)
3位:東洋水産(売上高4,010億円)
→TOP3の3社は、水産業以外にも冷凍食品や即席麺、医薬品などの分野でも大きな売り上げをあげています。
建設・住宅・インテリア
「住」にまつわる業界のTOP3です。
建設
1位:大林組(売上高2兆0,396億円)
2位:鹿島(売上高1兆9,742億円)
3位:清水建設(売上高1兆6,649億円)
→TOP3の3社は、スーパーゼネコンと言われている3社で、4位大成建設・5位竹中工務店と続きます。
住宅
1位:大和ハウス工業(売上高4兆1,435億円)
2位:積水ハウス(売上高2兆1,603億円)
3位:飯田グループホールディングス(売上高1兆3,449億円)
→1位の大和ハウス工業は、売上高・総販売戸数ともに首位を独走しており、戸建やマンション以外にも商業施設や事業施設でも大きな売り上げをあげています。
インテリア
1位:ニトリ(売上高6,081億円)
2位:良品計画(売上高4,096億円)
3位:島忠(売上高1,462億円)
→1位のニトリは国内家具最大手、2位の良品計画は「無印良品」を展開し生活雑貨最大手です。家具世界1位のイケアは、国内売上高840億円でラング外です。
繊維・化学・薬品・化粧品
「素材」にまつわる業界のTOP3です。
繊維
1位:東レ(部門売上高9,742億円)
2位:帝人フロンティア(売上高3,183億円)
3位:旭化成(部門売上高1,710億円)
→TOP3の3社は、化学繊維メーカーです。1位の東レは、3大繊維(ポリエステル・ナイロン・ポリエステル)を生産しており、ユニクロのヒートテックやエアリズムを素材から縫製している企業としても有名です。
化学
1位:三菱ケミカルホールディングス(売上高3兆9,234億円)
2位:住友化学(売上高2兆3,185億円)
3位:三井化学(売上高1兆4,829億円)
→TOP3の3社は、総合化学メーカーです。化学製品は、直接個人が購入する機会はないですが、国内ほぼ全ての産業で使用されており、生活に大きな影響を及ぼす業界です。
薬品
1位:武田薬品工業(売上高2兆0,972億円)
2位:アステラス製薬(売上高1兆3,063億円)
3位:第一三共(売上高9,297億円)
→TOP3の3社は、新薬メーカーです。大衆薬メーカー1位は大正製薬ホールディングス(売上高2,615億円)、後進薬メーカー1位は沢井製薬(売上高1,843億円)となっています。
化粧品
1位:資生堂(売上高1兆0,948億円)
2位:花王(部門売上高6,210億円)
3位:コーセー(売上高3,329億円)
→1位の資生堂は化粧品業界においては名実ともに業界最大手であり、2位の花王は消費財メーカーとしては国内最大手です。
鉄鋼・金属・鉱業
「原材料」にまつわる業界のTOP3です。
鉄鋼
1位:日本製鉄(売上高6兆1,779億円)
2位:JFEホールディングス(売上高3兆8,736億円)
3位:神戸製鉄所(売上高7,232億円)
→1位の日本製鉄は、国内最大手で世界では3位であり、官営八幡製鉄所の流れを組む名門です。
金属
1位:JX金属(部門売上高1兆0,393億円)
2位:住友金属鉱山(売上高9,122億円)
3位:三井金属(売上高4,977億円)
→TOP3の3社は、鉄・アルミ・亜鉛・ニッケルなどの鉄以外の金属を取り扱う非鉄金属メーカーです。
鉱業(石油)
1位:JXTGホールディングス(売上高11兆1,296億円)
2位:出光興産(売上高4兆4,251億円)
3位:コスモエネルギーホールディングス(売上高2兆7,703億円)
→TOP3の3社は、石油製品の元売りメーカーです。原油・天然ガスの開発生産1位は、国際石油開発帝石(売上高9,713億円)となっています。
機械・プラント
「重機」にまつわる業界のTOP3です。
機械
1位:三菱重工(売上高4兆0,783億円)
2位:川崎重工業(売上高1兆5,947億円)
3位:IHI(売上高1兆4,834億円)
→TOP3の3社は、総合重機メーカーです。発電所や交通インフラ、航空宇宙など幅広い大型機械を製造しています。
プラント
1位:日揮ホールディングス(売上高6,192億円)
2位:千代田化工建設(売上高3,419億円)
3位:東洋エンジニアリング(売上高2,949億円)
→TOP3の3社は、石油・ガス系プラントの設計・素材調達・譴責を一括で請け負っています。
電子・電気機器
「電化製品」にまつわる業界のTOP3です。
電子部品
1位:京セラ(売上高1兆6,237億円)
2位:村田製作所(売上高1兆5,750億円)
3位:日本電産(売上高1兆5,183億円)
→1位・2位の京セラ・村田製作所は総合電子部品メーカーであり、3位の日本電産はモーターメーカーです。
電気機器
1位:日立製作所(売上高9兆4,806億円)
2位:ソニー(売上高8兆6,656億円)
3位:パナソニック(売上高8兆0,027億円)
→TOP3の3社は、いわゆる総合電機メーカーで、4位三菱電機(売上高4兆5,199億円)・5位富士通(売上高3兆9,524億円)・6位東芝(売上高3兆6,935億円)・7位NEC(売上高2兆9,134億円)・8位シャープ(売上高2兆4,000億円)と続きます。
自動車・輸送用機器
「モビリティ」にまつわる業界のTOP3です。
自動車
1位:トヨタ自動車(国内売上高9兆5,201億円)
2位:ホンダ(国内売上高2兆3,945億円)
3位:スズキ(国内売上高1兆4,727億円)
→4位ダイハツ工業(国内売上高非公開)・5位日産自動車(国内売上高2兆3,053億円)・6位マツダ(国内売上高1兆1,067億円)・7位SUBARU(国内売上高8,990億円)・8位三菱自動車(国内売上高4,287億円)と続きます。
輸送用機器(鉄道車両・造船)
1位:日立製作所(部門売上高6,165億円)
2位:今治造船グループ(売上高3,910億円)
3位:ジャパン・マリンユナイテッド(JMU)(売上高2,541億円)
→1位の日立製作所は電子・電機機器メーカーに続き鉄道車両メーカーでも最大手、2位・3位の今治造船グループとジャパン・マリンユナイテッドは造船メーカーの1位・2位です。
精密・医療機器
「精密機器」にまつわる業界のTOP3です。
精密機器
1位:キヤノン(部門売上高1兆0,073億円)
2位:ソニー(部門売上高6,613億円)
3位:富士フイルムホールディングス(部門売上高3,869億円)
→1位のキヤノンは一眼レフ・コンパクトカメラのシェア1位、2位のソニーはミラーレスカメラのシェア1位・コンパクトカメラのシェア2位です。
医療用機器
1位:オリンパス(部門売上高6,343億円)
2位:テルモ(売上高5,994億円)
3位:富士フイルムホールディングス(部門売上高4,843億円)
→1位のオリンパスは消化器内視鏡で世界シェア7位、2位のテルモはカテーテルなどのディスポーサブル機器で国内シェア1位です。
印刷・事務機器関連
「印刷や事務用品」にまつわる業界のTOP3です。
印刷
1位:凸版印刷(売上高1兆4,647億円)
2位:大日本印刷(売上高1兆4,015億円)
3位:トッパン・フォームズ(売上高2,258億円)
→1位の凸版印刷と2位の大日本印刷は、3位以下の企業に売上・規模・技術などで圧倒的な差をつけています。
事務機器関連
1位:コクヨ(売上高3,151億円)
2位:プラス(売上高1,772億円)
3位:パイロットコーポレーション(売上高1,040億円)
→1位・2位のコクヨ・プラスは総合文房具メーカーであり、3位のパイロットコーポレーションは筆記具メーカーです。
スポーツ・玩具
「趣味」にまつわる業界のTOP3です。
スポーツ
1位:アシックス(売上高3,866億円)
2位:ミズノ(売上高1,781億円)
3位:ヨネックス(売上高610億円)
→TOP3の3社は、国内のスポーツ用品メーカーです。世界1位はナイキ(売上高3兆9,417億円)、2位はアディダス(売上高2兆6,582億円)、3位はプーマ(売上高5,638億円)です。
玩具
1位:バンダイナムコホールディングス(売上高7,323億円)
2位:タカラトミー(売上高1,768億円)
3位:バンダイ(売上高1,084億円)
→1位のバンダイナムコホールディングスは「ガンプラ」・「プリキュア」などキャラクタートイ、2位のタカラトミーは「トミカ」・「リカちゃん」などの玩具で有名です。