10月に入り、企業へのインターンシップ参加のために選考を受ける方も増えてきましたね!
人気企業では、応募者多数のため、書類選考や面接を経て合格者のみがインターンシップに参加できるケースも多いです。
学生の皆さんにとって、就職活動をするまで、面接の経験は少ないと思います。
アルバイト以外で面接を受けたことがある方は、少数派ではないでしょうか?
そこで、今回は、面接で良くある質問と模範回答、意図について解説します!
目次
そもそも面接とは何か?
就職活動における面接とは、「対話により人柄や能力を判断する場」です。
面接官は面接を通じて、学生の能力や自社への志望度を見極めることを目的としています。
質問と回答というコミュニケーションの中で、「自社にふさわしい人材であるか」を複合的に判断しているのです。
また、エントリーシートや筆記試験は「選考から落とす人を決めるための選考」で、面接は「選考を通過させる人を決めるための選考」という位置づけの場合が多いです。
質問の真意を見極めて、自らの個性を盛り込みながらも、面接官の求めている回答ができるようになりましょう!
「学生時代に頑張ったことを教えてください」
質問の意図
この質問は自分自身の考えや想いではなく、実際の過去の行動に基づいた回答が求められています。
頑張ったテーマではなく、何を具体的に行動したのかを回答することが大切です。
その課題に対してどのような改善策を考えて実行したかという「物事への取り組み方の姿勢」を見ています。
回答例
私が学生時代に頑張ったことは、サークルの代表となり、サークルの規模を三倍にしたことです。
私が所属していた野球サークルでは、新入生歓迎会の際に勧誘が上手くいかずに新入生を集められず、このままでは大会に出続けることができない状態に陥りました。
そこで私は、サークルの代表になったタイミングで、現状の問題を打開をすべく、サークルの特徴と加入してもらいたい人物像を明確にし、勧誘時のトークスクリプトを作成しました。
そうした結果、同じレベル感の野球経験者が集うサークルだと大学内で認識されるようになり、メンバーが10人から30人になりました。
数ある野球サークルから自身のサークルを選んでもらうために、勧誘するターゲット像を明確にし、勧誘する側のスキルを均一化することで、メンバーの増員に繋げました。
「あなたの失敗体験を聞かせてください」
質問の意図
この質問は、失敗体験をしっかりと自覚しているかということがわかる回答が求められています。
失敗体験の話で終わらせずに、その後、どのように失敗を受け止めて、行動を変えたかがを大切です。
その失敗から何を学んだか、失敗した原因についての分析力し次に活かそうとするマインドがあるかを見ています。
回答例
高校時代に陸上部に所属していた時、努力を怠ってしまったため、リレーのメンバーから外されてしまったがありました。
私の代わりにリレーのメンバーに選ばれた後輩は、毎日コツコツと自主的に練習を続けていました。時には朝早く学校に来て、一人で練習していることもありました。
私は自分がリレーのメンバーに選ばれたことで、自分の能力を過信していたのだと思います。
「努力をし続ける」という基本的なことを忘れていたのです。
この出来事以降の私は、謙虚な気持ちで目標に向かい日々努力を重ねることを忘れずに行動しています。
「志望動機を教えてください 」
質問の意図
この質問は、「内定を出したら本当に来てくれるのか」を知るために、志望動機を聞いてきます。
どんなに優秀な人材であったとしても、実際に入社してくれなければ意味がありません。
また、入社後のミスマッチを防ぐために、志望動機の背景にある企業選びの軸が、自社の働き方に合ったものであるのかを見ています。
回答例
私は、お客様一人ひとりのライフプランやニーズに応じて、最適な住まいを提案する貴社の仕事内容に魅力を感じて、お客様のご相談から引き渡しまで一貫して関われる貴社の営業職を志望します。
学生時代の映画館でのアルバイトを通じて、お客様のご要望に応じることによって、お客様の笑顔や感動に携われることにやりがいを感じていました。
貴社においても、お客さまの言葉なきニーズを丁寧にヒアリングし、より良い提案ができる営業として、お客さまの笑顔を生み出す仕事をしたいと思います。